山と田んぼしかないような田舎町で、住民の揉め事を解決する顔役のような存在の自分。
人と人とのコミュニティが強い町で、お巡りさんとも非常に仲が良い。
彼は町の中心部から少し離れた場所に住んでいて、呼ばれるたびに出ていくのだった。
その町は禁煙で、ある時喫煙所で20代半ばの若者がタバコを吸っていた。
歩きタバコをしようとしたので、町の指導係の女性がその若者を呼び止めたが、若者は無視して歩きはじめようとする。
そこへ彼が通りかかり、「ちょっと待て」と呼び止めると、最初は威勢の良かった若者も大人しくなり、指導係の女性に引き渡され罰金を払った。
そして若者は自分がまだ10歳であるという事を告げ、障害者手帳のようなものを彼に見せた。
「いつまで生きられるのかな」と言う若者に、彼は「死ぬのが怖くてタバコなんか吸えるか」と言った。
気が付いたら町は夕方から夜になっていて、そこで目が覚めた。
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